ちば菜の花会は千葉県全域の男女共同参画社会の実現を目指して、講演会・学習会、地域交流会、懇親会、会報発行などの活動を行っています。
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男女格差国際比較で日本は91位!
昨日から今日にかけて、男女格差の国際比較の結果の発表がニュースになりました。

「ダボス会議で知られるスイスの経済研究機関「世界経済フォーラム(WEF)」は8日、世界各国の男女格差を総合的に評価した07年版の「男女格差報告」を発表。日本は調査対象128カ国のうち91位で、対象国の増加などから前年に比べ11ランク後退した。」
(毎日新聞2007年11月9日 9時40分)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20071109k0000e020010000c.html

ほかに中日新聞の記事。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007110801000923.html

いずれの記事も、新たに調査対象国が増えたこと、新たに加わった国のうち上位にランクした国があったことから、日本がランクを落としたという解説を書いていますが、細かく見ると、面白いことがわかります。

経済研究機関「世界経済フォーラム(WEF)」のページ
http://www.weforum.org/en/index.htm

から、今回の発表に関して以下から見られますが、
http://www.weforum.org/en/initiatives/gcp/Gender%20Gap/index.htm

今年のランキング表を見てみると、
http://www.weforum.org/pdf/gendergap/rankings2007.xls

昨年発表の調査国のなかで何位となったかまで記されています。それによれば、日本は昨年の調査国のなかでも3つほど順位を落としています。
一方、同じ東アジアで儒教文化圏にあるといわれ、少子化が進む国としてよく比較される韓国はいまだ日本よりも順位が低いとはいえ、昨年の調査国ベースで順位を4つ上げて、日本との差を5に縮めています。このままだと、韓国が日本を追い抜かす日も近いといえます。

また、同じく出生率が低い代表として日本としばしば比較対照されるイタリアは84位とふるわないものの、昨年ベースでは1つ順位を上げています。またギリシャが72位、ポルトガルが37位、スペインに至っては10位にランクインです。これら南欧諸国は、福祉国家論では家族主義的福祉レジームという類型にまとめられ、福祉政策が貧弱で家族に育児や介護、失業のリスクを負わせることで少子化が進んでいる国として知られますが、いずれも日本よりも順位が高く、男女格差が少ないとされているのが非常に興味深いです。

ところで、いわゆるアングロ・サクソン諸国とされる国々が、ニュージーランドを除きいずれも昨年との比較でも順位を下げています。自由主義的な国々では女性の地位が向上するといわれることも多いですが、一方で、いわゆる労働の規制緩和が進むことにより非典型雇用が増え、それらを女性が多く担うこともあって、貧困の女性化という現象に端的に見られるような女性の経済的地位の地盤沈下が進行し、女性の地位の2極分化が進む可能性があると福祉論などで議論されていることからも、なんらかそうした負の影響が現れているともいえるかもしれません。
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