ちば菜の花会は千葉県全域の男女共同参画社会の実現を目指して、講演会・学習会、地域交流会、懇親会、会報発行などの活動を行っています。
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講演会2009報告その2
残暑お見舞い申し上げます。
暦の上で秋になって、ようやく夏らしいお天気が戻ってきた感がありますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

会員のみなさまには、ちば菜の花会会報16号その他の到着が遅れ、申し訳ありませんでした。
思いのほか、メール便の到着までに時間がかかってしまい、今週頭に多くの方に届いた模様です。

そちらにも掲載してございますが、後援会2009の報告、佐藤先生によるご講演の内容を世話人がまとめたものを、こちらにも掲載いたします。

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ちば菜の花会講演会2009
生き方を変えた女性たち
早稲田大学名誉教授 佐藤 慶幸さん

 戦後の日本社会は民主化の方向へと社会を変革してきました。憲法により基本的人権が保障され、女性の人権擁護の法律は徐々に整備されてきました。男女雇用機会均等法、男女共同参画社会基本法、DV防止法、ストーカー規制法、セクハラ防止制度、育児・介護休業法などが制定されてきました。しかし新しい法律が制定されたからといって、すぐさま現実が変わるわけではありません。新しい法の施行は現実との闘いです。たとえば、男女共同参画社会基本法も都道府県、市町村においては、議会の政党構成や男女構成などによって様々に解釈されています。
特に昨今の経済状況により問題になっているのは、非正規雇用者採用の増大であり、かつ彼らの大量失業です。今や専業主婦はマイノリティになりましたが、しかし非正規雇用者が圧倒的に多く、今日の経済的不況において女性の非正規雇用者の多くが失業に追い込まれ、家計か成り立たなくなっています。こういう状況の中で男女共同参画社会基本法はどのような役割を果たすのでしょうか。
 <市民社会>を発展させるためには、自発的な市民組織を活発にすることが必要です。その市民組織の一つの事例を提示しましょう。1965年6月に青年活動家たちが主婦に働きかけて牛乳の集団飲用活動を媒介に東京の世田谷で女性を主体とした生活クラブが形成されました。それを基盤に生活クラブ協同組合が形成され、それが今日では北海道から大阪まで広がってきました。生活クラブの拡大発展の主な担い手は専業主婦でありながら、家庭生活から社会へと踏み出した活動女性です。
彼女たちは「消費から生産へ」を目指す<生産する消費者運動>を進めています。彼女たちは安全な食べ物を生産者と提携することで生産してもらい、それを共同購入するわけですから、生産者も安心して生産できるわけです。彼女たちは共同購入活動を行いながら仲間を増やし、広く社会に目を向け、食の問題、環境問題、育児、教育問題、福祉問題などから、さらに経済や政治の問題を論じながら、生活者市民として<市民社会>構築のために多様な行動を行っているのです。このように女性を主体とした多様な社会運動―食の安全を求める運動、石けん運動、反核・平和、脱原発運動、資源再利用、遺伝子組み換え反対、食の自給力向上と持続可能な循環型社会づくりなど―に取り組みながら、<男女共生の市民社会>をめざして活動しています。
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講演を拝聴して感じたことは、身近な事がきっかけで地球レベルを考えた活動へと進展していくことも可能であり、女性の視点を大切にしながら、社会的な広い視点で物事を考えていくことで自分も世の中も変えられるのだと再認識するよい機会となった。 (世話人 佐久間 聡子)
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