ブログ ちば菜の花会

ちば菜の花会は千葉県全域の男女共同参画社会の実現を目指して、講演会・学習会、地域交流会、懇親会、会報発行などの活動を行っています。

フォーラム2009報告・第1部フリートーク

お待たせいたしました。
これから、フォーラム2009の報告を順次、掲載していきたいと思います。
まずは第1部フリートークからです。

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第1部フリートーク「みんなで拓く希望社会――千葉県の活動事例を交えて」

堂本暁子さん (千葉県知事)
宮本みち子さん(放送大学教授)  

事例発表 菊間和彦さん(匝瑳市)・柳沢泰子さん(市川市)
司会   松田敏子(菜の花会世話人代表)

司会:みんなで拓く希望社会 皆様と一緒に考えていきたいと思います。菜の花会恒例の配布のプログラムの表紙(赤)裏表紙(白)で、質問にお答えください。

1. ワークライフバランスについて知っている:赤 知らない:白   白が心持ち多い。
2. お風呂の掃除を主にやる 女性:赤 男性:白          赤少し多い。思ったより白も。 
3. 住んでいるところ男女平等参画条例あると知ってる:赤 知らない:白   半々。
4. 千葉県県民共生センターあるいは女性センター等利用した:赤 ない:白  白多い。

事例発表:行政から 匝瑳市役所 菊間和彦さん
平成 20、21年に経費削減のため職員の手作りで男女共同参画計画を策定予定。男女共同参画に関する市民意識調査を平成20年8月、市民1,000人を対象に実施。匝瑳市で必要な取り組みは、男女共に仕事と家庭の両立。ワークライフバランスの視点をふまえることを市民の希望と考え、取り組んでいる。

司会:手作りの方が行政、市民双方によい結果になるのではないでしょうか。

事例発表:市民代表として 市川市 柳沢泰子さん(市川女性のつどい連絡会)
1991年に女性センター(現在男女共同参画センター)が、市川駅から5分の場所にオープン。2001年、市民の意見を入れた行動計画を作成。2002年、『市川市男女平等基本条例』が全会派一致で制定されたが、2006年に僅差で廃止された。「性別にとらわれずや男女の特性をいかした」という文言を入れた『市川市男女共同参画社会基本条例』が制定された。

司会:市川は、センターが大変いい場所にあります。活動するには、拠点が大事です。参考資料として、センター一覧をプログラムにつけました。

宮本:時代が変わってきて、一見男女平等は古臭いと思われる。日本の女性は働いても、同じ給料もらえず、母子家庭になっても働き続けなければいけない。アジアの他の国は母子家庭は働かなくても生活できる。
出生率は1.3%を下回る。もっとも低い超少子化国と呼ばれる。アメリカは現在 2%。1960年代、アメリカは出生率の低い国だったが、1970年代子供を産みやすい大改革を行った。現在出生率の低いアジア諸国は共通して、労働時間がいちじるしく長い、男でなければ働けない、女性は子供を産まないで働く。性別分業が根強くある。


20年前には、これほど子供が産みにくいとは考えなかった。不況になると、収入が少なく改善しづらい。若い人たちの就職が安定しない。女性は、今後働き続けなければ食べていけない。家庭に専念したいという選択できない。一方結婚するのが3割。破綻しやすい。離婚後、働かなければならない。子供も食べさせなければいけない。

千葉県は条例がないが、条例や基本法がなぜ必要か。お金がつく、行政は責任持ってやらねばならなければいけない。数年後に見直し、出来なかった点を見直すという意味がある。絶対に必要なものである。

司会:第1子出産後、7割の女性が仕事をやめている。人間らしい生き方ではない。ワークライフバランス、男女共にバランスよくなるように政策の面から考えていく。

堂本:講演に行くと会場がスーツで真っ黒。今日はありとあらゆる色があって楽しい。こういうのは珍しい。日本では、仕事や公のところでは、ほとんど男性。例外的に女性が入る。公務員、医者、大学も。女性知事は貴重種。

匝瑳市の菊間さんがアンケート結果としておっしゃった「昔は差別あったけど、今はない」。どういう意味で差別と言っているか。今のように女性が外に出ることについての差別はない。違った差別がある。議会などがほとんどペンギン色(真っ黒)になるのは不自然では。

会場に聞きたい。配布のプログラムの表紙(赤)裏表紙(白)で、質問に答えて欲しい。
5. 市川で「性別にとらわれず」を削除されたのはいいこと:白 残念:赤    圧倒的に赤が多い。
6. 子供を男女まったく同じに育てる:赤 少しは男女で違う育て方:白     少し白が多い。

千葉の農業やっている男性「差別はない。あうんの呼吸が大事」、しかし女性は「それは片方が我慢している」。価値観として女性差別が赤ちゃんの頃からしみついているのが問題。お互いの人格、心と体両方を大事にすることが大事。そのことを気づきあい、口に出し、表現した方がいい。親子でも夫婦でも職場の同僚でも口に出して、深め合っていく。千葉県は意見を言い、お互いにボトムアップで政策づくりをしてきたこの8年間。逆流させたくない。21世紀への拓かれた人としての生き方が求められている。

司会:この8年間で、県庁が非常に近くなったと感じる。女性が政治や経済活動に参加し、意思決定できるジェンダー・エンパワーメント指数は、日本は93か国中54位。一見平和で、男女平等が進んでいるのではないかと思われているが、問題はまだまだある。

宮本:大学で仕事をしている。これだけ女性も大学に入り社会に出て行くのに、女子学生の意識や覚悟が出来ていない。これからは、女の子にどうやって力をつけていくのかが問題。路頭に迷わずに生きていけるためには、何を教えていかなければならないか。

堂本:積極的に女性が意見を言わねばならない。子供が小学生になるまでは働かないという選択、ボランティアでやっていく選択、それもよし。21世紀は自己責任を持つことが大事。基本理念として、人として尊重される平等な社会を目指している。一番大事なのは、「尊重」という言葉。人格、尊厳を守ることが、男女共同参画の基本である。

司会:男女共同参画は、人権の問題。男女が平等に共に生活していくということではないか。
                                    (文責:藤田真美子)

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