ブログ ちば菜の花会

ちば菜の花会は千葉県全域の男女共同参画社会の実現を目指して、講演会・学習会、地域交流会、懇親会、会報発行などの活動を行っています。

女性の貧困(12月9日付朝日新聞朝刊より)

以前から女性の貧困の問題の深刻さは指摘されてきましたが、なかなか一般の市民の目に触れることはありませんでした。しかし、90年代以降、2000年代を通じていっそう深刻化しています。

今朝の朝日新聞の一面には、単身女性の貧困化の問題が取り上げられ、ツイッターその他ネット上でも話題になっています。

http://www.asahi.com/national/update/1208/TKY201112080764.html

以下、朝日新聞ウェブ版より引用。

単身女性、3人に1人が貧困 母子世帯は57%

 勤労世代(20~64歳)の単身で暮らす女性の3人に1人が「貧困」であることが、国立社会保障・人口問題研究所の分析でわかった。2030年には生涯未婚で過ごす女性が5人に1人になると見込まれ、貧困女性の増加に対応した安全網の整備が急がれる。

 07年の国民生活基礎調査を基に、同研究所社会保障応用分析研究部の阿部彩部長が相対的貧困率を分析した。一人暮らしの女性世帯の貧困率は、勤労世代で32%、65歳以上では52%と過半数に及んだ。また、19歳以下の子どもがいる母子世帯では57%で、女性が家計を支える世帯に貧困が集中している。

 貧困者全体の57%が女性で、95年の集計より男女格差が広がっていた。非正規雇用などの不安定な働き方が増え、高齢化が進むなか、貧困が女性に偏る現象が確認された形だ。

【写真説明文】
「女は派遣を望んでいる? NO!」。国会近くでのぼりを立て、抗議する「オンナ・ハケンの乱」。派遣切りにあった女性らが、「派遣法を修理しろ~」と替え歌でアピールした=11月29日、東京・永田町、仙波理撮影


続きは朝日新聞本紙(有料デジタル版もあり)の1面と、37面もご参照ください。

記事のもとになった調査を行った国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩さんは、『子どもの貧困』(岩波新書)の著者でもあります。母子世帯の貧困率にも言及されていますが、これら女性の貧困の問題が、子どもの貧困の問題に直結しており、そして貧困の世代間連鎖の問題へとつながっています。
立教大学の湯浅直美さん、岩手大学の藤原千沙さんなども、貧困の女性化と子どもの貧困の問題を調査し、公表されています。こうした方々の研究を、これからもていねいに拾って、広く知らせてほしいと、そして社会がこうした問題をなくす方向で進むことを切に願っております。
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