ブログ ちば菜の花会

ちば菜の花会は千葉県全域の男女共同参画社会の実現を目指して、講演会・学習会、地域交流会、懇親会、会報発行などの活動を行っています。

市川市の男女平等基本条例の危機!

市川の男女平等基本条例が改廃の危機にあります。

詳しくは、市川市議の石崎たかよさんのHPをご参照ください。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~takayo/index.html

現行条例と、改廃後の条例案の対照表、そして市川市議会の議長宛申し入れ書の協力願いがあります。どうかよくご覧になり、改廃反対のご意見のある方は、是非、市川市議会議長宛申し入れ書のご協力をお願いいたします。
削除したところ、追加したところを見れば、この条例改正案の狙いがよくわかります。

男女の特性。男と女は違う・・・一見、もっともらしく書いてありますが、要注意です。
とりあえず、いわずもがなの生物的な違いをおいておき、男女の“特性”の違いについて考えてみましょう。

1つの例として、男女の身長の差を考えて見ます。男と女を比べた場合、どちらが背が高いという“特性”があるか、といえば、ほとんどの人が「男」と答えると思います。経験的に、女よりも背の高い男のほうが多いということを知っているためでもあるでしょう。実際、統計を取ってみて折れ線グラフに表せば、たしかに男が170センチあたりを中心に山をなし、女が156センチ前後を中心にやはり山をなす格好になるかと思います。しかし、よくよく見れば、その2つの山の裾野はかなり重なり合っています。この重なった部分は、男よりも背の高い女、女よりも背が低い男の組み合わせができる部分です。
これを、たとえば「男は女よりも身長が高い」という“特性”を持つといって一般化してしまったら、どんなことが起こるでしょう。女よりも背の低い男、男より背の高い女の存在が、見えにくくなってしまいます。しかし、実際はカップルでも、男女の身長差が先の男女の“特性”とされたものとは逆転している例など、いくらでもあるはずです。

これが、いわゆる“特性”論の落とし穴です。身長差を力の差に置き換えてもいいでしょう。「男のほうが女よりも力が強い、だから女は力仕事に向かない」・・・こうした“常識”があります。しかし、女よりも力仕事に向かない男はたくさんいるし、男よりもずっとパワフルな女もたくさんいます。非力で体が弱い男に、男だからといって無理やり力仕事をさせるのはいかがなものでしょうか。逆に、力持ちで体を動かすことが大好きな女が、せっかく自分に合った仕事として力仕事を選んだのに、「女には不向きだ」ということで、その職に就けないというのもおかしな話です。

身長差や力のあるなしは、まだ比較的わかりやすいからまだましです。
もっと抽象的に“能力”などといった場合、男は論理的で女が情緒的、だから男は理系向きで女は文系向き、地図の読める男、読めない女・・・この手の男女“特性”論はちまたに満ち満ちていますが、そういう俗説に当てはまる人もいれば、当てはまらない人もいるはずです。
でも、ひとたび、その男女の“特性”とやらが強調されはじめると、その枠で物事が考えられ、男というだけで地図が読めるだろうと、苦手なナビゲーションをやらされてしまったり、女だから理系は不向きだろうといって、好きな物理の勉強をさせてもらえなかったり。そんなことが、これまで多かったのではないですか?

“特性”という「色眼鏡」を通して、男だから、女だからと見るのではなく、まずはそのような「色眼鏡」をはずして、1人ひとりの人の持ち味をよく見る、そしてその人を認める、これが男女平等、男女共同参画というものの基本理念です。
男女の違いをなくす危険な思想だ・・・などという、きわめて悪質なキャンペーンを、新聞その他のマスコミすらが流すような今日ですが、そもそもそんなことではなく、1人ひとりがみんな生き生きと、その人その人らしく生きていく、まずはそのためには、「色眼鏡」をはずしてその人自身をよく見ることにしましょう、そしてその人が生き生きとするための道を、男だから女だからという理由で閉ざしたりしないようにしましょう、という考えです。

そんな当たり前な、大事な考えがなぜ否定され、ふたたび「男女の“特性”」を前面に掲げるような条例とならねばならないのか。
そのおかしさを、みなさん是非お考えいただければと思います。
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